腎臓ソーセージ
退職代行ってさ、ネットでもリアルでも賛否両論あるじゃん。「甘えだ」とか「社会人としてどうなの」とか。でも俺は思うんだよ。辞めたい時に辞められる手段があること自体は、めちゃくちゃいいことだって。今日はこれについて、腎臓ソーセージの個人的な意見として書いていく。

結論:辞めたい時に辞められる手段があるのはいいこと

まず最初にハッキリ言っておく。退職代行に対して世間がネガティブなイメージを持っていることは知ってる。

「自分で言えよ」「社会人失格」「逃げだろ」――こういう声が多いのも分かってる。

でもさ、冷静に考えてみてくれ。辞めたいのに辞められない方がおかしくないか?

退職は労働者の権利だ。民法627条にもちゃんと書いてある。期間の定めのない雇用契約であれば、退職の意思を伝えてから2週間で辞められる。これは法律で保障されている。

にもかかわらず、現実には「辞めたい」と言えない環境がある。言ったら怒鳴られる。無視される。「後任が見つかるまで」と何ヶ月も引き延ばされる。

だから退職代行が生まれた。需要があるから供給がある。それだけのことだ。

腎臓ソーセージ
退職代行を「けしからん」って言ってる人に聞きたいんだけど、じゃあ辞められない人はどうすればいいの?壊れるまで働けってこと?それは違うだろ。

退職代行とは?

退職代行とは、本人に代わって会社に退職の意思を伝えてくれるサービスだ。

「自分で言えばいいじゃん」って思うかもしれないけど、それができないから利用するわけで。風邪薬と同じだ。風邪を引かなきゃ薬はいらない。でも引いた時に薬があるのは助かるだろ?

基本的な仕組みはこうだ。

退職代行には大きく分けて3つの種類がある。

なぜ退職代行が必要な時代になったのか

退職代行がここまで広まった背景には、「辞めたくても辞められない」リアルな事情がある。

たとえばこんなケースだ。

上司が怖くて言い出せない

これが一番多い。普段から怒鳴る系の上司だと、「辞めます」の一言が出てこない。怒鳴られるのが分かってるのに、わざわざ火の中に飛び込む勇気なんて普通はない。

「辞めたい」と言ったら逆ギレされた

実際に退職を切り出したら「は?今辞めるとか何考えてんの?」と逆ギレされたという話は珍しくない。中には「辞めるなら損害賠償を請求する」と脅してくるケースもある(ほとんどの場合、法的根拠はない)。

引き止めがしつこすぎる

「もう少しだけ」「後任が決まるまで」「せめて3ヶ月後に」。こうやってズルズル引き延ばされるパターン。一度引き止めに応じると、次に切り出すのはもっとハードルが上がる。

人手不足を理由に辞めさせてもらえない

「お前が辞めたら現場が回らない」「みんなに迷惑がかかる」。それは会社の人員配置の問題であって、あなたの問題じゃない。でもこう言われると罪悪感を感じてしまうのが人間だ。

パワハラ環境で精神的に限界

日常的にパワハラを受けている環境だと、退職を申し出ること自体が恐怖でしかない。精神的に追い詰められている状態で、まともに交渉なんてできるわけがない。

腎臓ソーセージ
こういう状況にいる人に「自分で言え」って言うの、骨折してる人に「自分で歩け」って言ってるのと同じだからな。そこは分かってほしい。

退職代行を使うことは「逃げ」なのか

これ、よく言われるけど。

逃げじゃない。戦略的撤退だ。

戦争でもビジネスでも、撤退は立派な戦略だ。負ける戦いを続けることの方がよっぽど愚かだろ。

壊れてから辞めるより、壊れる前に辞める方が100倍賢い。

うつ病になってから辞めたら、回復に半年、1年、下手したら数年かかる。その間の収入も、キャリアも、人間関係も全部ダメージを受ける。

それに比べたら、退職代行の2〜5万円なんて安いもんだ。自分の心と体を守るための投資だと思えばいい。

「辞めた後のことが不安」って気持ちは分かる。でもな、辞めた後のことは辞めてから考えればいい。今の環境にいながら冷静な判断なんてできないから。辞めて、少し休んで、頭がクリアになってから次を考えた方がいい判断ができる。

最後にこれだけ言わせてくれ。

会社はあなたが辞めても回る。でも、あなたの人生はあなたしか生きられない。

退職代行の選び方

退職代行を使うと決めたとして、どれを選べばいいのか。ここが結構大事だ。

民間企業型(費用:2万円前後)

一番安い。ただし「退職の意思を伝えるだけ」しかできない。

有給消化の交渉や退職日の調整はできない。会社が「有給は使わせない」と言ってきても、それに対して何もできない。

ただ、「とにかく辞めることだけ伝えてくれればいい」という人にはこれで十分。

労働組合型(費用:2.5〜3万円)

個人的に一番おすすめ。

労働組合には団体交渉権があるので、有給消化や退職日の交渉ができる。退職届の書き方のサポートも受けられる。

費用も民間企業型と大きく変わらないのに、できることが圧倒的に多い。コスパで考えたらこれ一択だ。

弁護士型(費用:5万円前後)

法的対応が必要な場合はこれ。パワハラの損害賠償請求や未払い残業代の請求も対応してくれる。

ただし費用は高め。明確に法的トラブルがある場合に選ぶべきで、「ただ辞めたい」だけなら労働組合型で十分だ。

選ぶポイント

退職代行を使う前に知っておくこと

退職代行に依頼する前に、いくつか知っておいた方がいいことがある。

退職届は自分で書く必要がある場合が多い

退職代行はあくまで「退職の意思を伝える」サービス。退職届自体は自分で書いて郵送するケースが多い。ただし、テンプレートを用意してくれるサービスがほとんどなので、そこまで心配しなくていい。

有給消化の交渉は種類による

民間企業型では有給消化の交渉はできない。労働組合型か弁護士型を選ばないと、有給を消化せずに退職することになる可能性がある。

有給が何日も残っている人は、この点だけでも労働組合型を選ぶ価値がある。有給20日分が消化できれば、それだけで数十万円の差になる。

離職票や源泉徴収票は後日届く

退職後に必要な書類(離職票、源泉徴収票、雇用保険被保険者証など)は、退職後に会社から郵送で届く。届かない場合は、代行業者を通じて催促することも可能だ。

会社の備品は返却が必要

社員証、PC、制服、鍵など、会社から借りているものは郵送で返却する。着払いで送ればOKなケースがほとんどだ。

腎臓ソーセージ
退職代行を使うにしても、最低限の準備は必要だ。とはいえ、ほとんどの代行サービスが手順を丁寧に教えてくれるから、そこは安心していい。

辞めた後のこと

退職代行で辞めた後、やるべきことをまとめておく。辞める前に把握しておくと気持ちが楽になる。

失業保険の申請(ハローワーク)

退職後、離職票が届いたらハローワークで失業保険の申請をしよう。自己都合退職の場合、給付開始までに2ヶ月の待期期間がある。ただし、パワハラが原因の退職であれば「会社都合」として認められることもあるので、相談してみる価値はある。

健康保険の切り替え

退職すると会社の健康保険から外れる。選択肢は2つ。

どちらが安いかは収入によって異なるので、両方の保険料を確認してから決めよう。

年金の手続き

厚生年金から国民年金への切り替えが必要。退職後14日以内に市区町村の役所で手続きしよう。収入がない場合は免除申請も可能だ。

転職活動

気になるのが「退職代行を使ったことが転職に影響するか」だと思うけど、結論から言えば影響しない。

退職代行を使ったことは履歴書に書く必要もないし、面接で聞かれることもない。仮に聞かれても答える義務はない。前職の退職理由として「一身上の都合」と言えばそれで済む。

腎臓ソーセージ
辞めた後の手続きって面倒に見えるけど、全部1〜2日あればできる。辞める前に不安になるより、辞めてから順番にやっていけば大丈夫だ。

最後に

長々と書いてきたけど、伝えたいことはシンプルだ。

辞めたいなら、辞めていい。

退職代行を使おうが使うまいが、それは手段の話であって、「辞める」という判断自体は何も間違っていない。

「あなたの代わりはいる」――これは会社側の話だ。会社はあなたがいなくても回る。でもそれは悲しいことじゃない。あなたが思っているほど、あなたが辞めても世界は困らない。だから安心して辞めていい。

でもな、あなたの人生の代わりはない。あなたの時間、あなたの健康、あなたの心。それを守れるのはあなただけだ。

退職代行という手段があること。それ自体が大事なんだ。使うかどうかはあなた次第。でも、選択肢があるということを知っておいてほしい。

腎臓ソーセージ
最後まで読んでくれてありがとう。もし今まさに辞めたくて悩んでる人がいたら、あなたは何も悪くない。それだけは覚えておいてくれ。