この記事の目次
Q1. 株はいくらから始められる?
A. 100円から始められます!
「株は大金が必要」というイメージを持っている方は多いですが、実際はそんなことはありません。投資信託なら100円から購入可能です。個別株の場合も、以前は100株単位(単元株)でしか買えませんでしたが、現在は1株から購入できるサービスが増えています。
- 投資信託:100円から購入可能(SBI証券、楽天証券など)
- 個別株(1株投資):数百円〜数千円から(SBI証券のS株、マネックス証券のワン株など)
- 個別株(100株単位):数万円〜数百万円(銘柄による)
初心者はまず投資信託から始めるのがおすすめです。月1,000円の積立からでも十分な経験が積めます。
Q2. 株で利益が出たら税金はどうなる?
A. 利益の約20%が税金として引かれます。
株式投資で得た利益(売却益・配当金)には、20.315%の税金がかかります。内訳は所得税15.315%(復興特別所得税含む)と住民税5%です。
確定申告は必要?
証券口座を「特定口座(源泉徴収あり)」で開設すれば、税金は自動的に引かれるため確定申告は不要です。初心者は必ず「特定口座(源泉徴収あり)」を選びましょう。
ただし、NISA口座を利用すれば利益は非課税になります。年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで非課税で投資できるので、まずはNISA枠を使い切ることを優先しましょう。
Q3. 株で損したらどうなる?借金になる?
A. 現物取引なら借金にはなりません。
これは初心者が最も不安に思うポイントですが、現物取引(自分のお金で買う通常の取引)であれば、投資した金額以上に損することは絶対にありません。例えば、10万円で買った株が最悪ゼロ円になっても、損失は10万円が上限です。借金を背負うことはありません。
ただし、以下の取引は注意が必要です。
- 信用取引:証券会社からお金を借りて投資するため、投資額以上の損失が出る可能性がある
- FX(レバレッジ取引):少ない資金で大きな取引ができるため、大きな損失リスクがある
- 先物取引:同様にレバレッジがかかるためハイリスク
初心者は現物取引だけで始めましょう。信用取引は経験を積んでからでも遅くありません。
Q4. 配当金って何?どうやってもらえる?
A. 企業が利益の一部を株主に分配するお金です。
配当金とは、企業が事業で稼いだ利益の一部を、株主に還元するものです。株を持っているだけで定期的にお金がもらえるため、「不労所得」として人気があります。
配当金の仕組み
- もらえる条件:配当の「権利確定日」に株を保有していること
- もらえる頻度:年1〜2回が一般的(3月決算企業なら6月と12月)
- もらえる金額:1株あたり数十円〜数百円(銘柄による)
- 受け取り方:証券口座に自動入金される(設定不要)
例えば、配当利回り4%の株を100万円分持っていれば、年間4万円の配当金が受け取れます。税引後でも約3.2万円が手元に残ります。NISA口座なら税金がかからないので、まるまる4万円を受け取れます。
Q5. 株主優待ってお得なの?
A. 銘柄次第ですが、かなりお得なものもあります。
株主優待とは、企業が株主に対して自社製品や割引券、クオカードなどを贈る制度です。日本独自の制度で、海外にはほとんどありません。
人気の株主優待の例
- イオン:買い物金額の3〜7%がキャッシュバック
- すかいらーくグループ:食事券(年間最大69,000円分)
- 日本マクドナルド:食事無料券(バーガー+サイド+ドリンク)
- オリックス:カタログギフト
ただし、優待だけを目的に株を買うのは危険です。株価が下がれば優待以上の損失が出ることもあります。優待はあくまで「おまけ」として考え、企業の業績や成長性も確認してから投資しましょう。
Q6. 投資信託と個別株、どっちがいい?
A. 初心者は投資信託からがおすすめです。
投資信託 vs 個別株の比較
投資信託:プロが運用、100円から購入可能、自動で分散投資、手間がかからない
個別株:自分で銘柄選び、数万円〜必要、集中投資になりがち、リサーチが必要
投資信託は1本買うだけで数百〜数千の企業に分散投資できるため、リスクが抑えられます。特にインデックスファンド(市場全体に連動する投資信託)は、長期的に見ると多くのプロの投資家よりも高いリターンを出しています。
個別株は、企業分析ができるようになってから挑戦するのがよいでしょう。まずは投資信託で投資の基本を学び、慣れてきたら個別株にも挑戦する、という順番がおすすめです。
Q7. 証券口座はどこで開設すればいい?
A. ネット証券がおすすめ。特にSBI証券か楽天証券。
証券口座は、手数料の安いネット証券で開設するのがベストです。窓口のある証券会社(野村證券、大和証券など)は手数料が高く、営業の電話がかかってくることもあるため、初心者にはあまりおすすめしません。
おすすめネット証券
- SBI証券:口座数No.1、手数料無料(国内株)、取扱商品が豊富
- 楽天証券:楽天ポイントで投資可能、楽天カード積立で1%還元
- マネックス証券:米国株に強い、dポイント連携
口座開設は無料で、最短翌営業日から取引可能です。マイナンバーカードがあればオンラインで完結するため、来店の必要もありません。
Q8. 株はいつ売ればいい?
A. 目的によって異なりますが、基本は長期保有がおすすめ。
売るタイミングは投資スタイルによって異なりますが、一般的な目安を紹介します。
- 目標金額に達したとき:事前に「+30%で売る」などのルールを決めておく
- 企業の業績が悪化したとき:一時的な下落か構造的な問題かを見極める
- お金が必要になったとき:ライフイベント(住宅購入、教育費など)に合わせて
- もっと良い投資先が見つかったとき:入れ替え(リバランス)として
ただし、インデックスファンドの積立投資の場合は「売らない」が基本戦略です。長期的に持ち続けることで複利の効果を最大化できます。
Q9. NISAとiDeCoの違いは?
A. NISAは引き出し自由、iDeCoは60歳まで引き出せない。
NISA vs iDeCoの主な違い
NISA:いつでも引き出せる / 年360万円まで / 掛金は所得控除なし
iDeCo:60歳まで引き出せない / 月1.2〜6.8万円 / 掛金が全額所得控除
NISAは柔軟性が高く、初心者にはNISAから始めるのがおすすめです。iDeCoは60歳まで引き出せないというデメリットがありますが、掛金が全額所得控除になるため、節税効果は非常に大きいです。年収500万円の会社員がiDeCoで月2.3万円(年27.6万円)を積み立てると、年間約5.5万円の節税になります。
理想的には、まずNISAの枠を使い、余裕があればiDeCoも併用するのがベストです。
Q10. 投資の勉強はどうやってすればいい?
A. 少額で実践しながら学ぶのが最も効率的です。
投資の勉強方法はたくさんありますが、最も大切なのは「少額でもいいから実際に投資をしながら学ぶ」ことです。机上の知識だけでは、相場の変動に対する自分の感情を理解できません。
おすすめの勉強法
- まず1,000円から投資信託を買ってみる:実際に資産が増減する体験が最大の学び
- 入門書を1冊読む:「ほったらかし投資術」「お金は寝かせて増やしなさい」がおすすめ
- YouTubeで学ぶ:両学長、中田敦彦のYouTube大学など
- 金融庁のサイトをチェック:つみたてNISAの公式情報が充実