腎臓ソーセージ
3月が終わって、いよいよ4月。新年度が始まるタイミングで「株ってこれからどうなるの?」って気になる人が増える時期だよね。各証券会社やアナリストの予想を片っ端からまとめたから、参考にしてみて。ただし、予想を鵜呑みにして全力で突っ込むのだけはやめてくれ。

この記事の目次

  1. 結論:4月は「値固め」から「上昇基調」への転換点
  2. 各社の2026年日経平均予想まとめ
  3. 4月に注目すべきイベント
  4. 強気の根拠(なぜ上がると言われるのか)
  5. リスク要因(下がるかもしれない理由)
  6. 4月の投資戦略(初心者向け)
  7. 腎臓ソーセージの個人的な見方

結論:4月は「値固め」から「上昇基調」への転換点

まず結論から言う。4月は「値固めの時期」になりそう。そしてそこから夏にかけて上昇基調に転じるというのが、多くのアナリストの見方だ。

マネックス証券のレポートが分かりやすいんだけど、3月までは調整局面だった。米国の関税政策やら日銀の金利動向やらで、マーケットが「様子見モード」に入っていた。4月に入ると新年度のマネーが流入し始めて、徐々に値固めが進む。そして5月、6月と進むにつれて上昇基調に入っていくという予想。

ピークの予想は8月頃で、59,000円プラスマイナス2,000円。つまり57,000円から61,000円のレンジ。今の水準からすると、かなり上を見ている。

ただし。ここ大事だから太字にする。

予想はあくまで予想だ。当たる保証なんてどこにもない。

去年だって「2025年は日経平均5万円」って言ってたアナリストが山ほどいたけど、結局どうだった?って話。予想はあくまで「参考情報」であって「買いシグナル」じゃない。ここを勘違いすると痛い目を見る。

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「プロが上がるって言ってるから買おう!」←これが一番危ない思考回路。プロの予想が当たる確率はだいたい50%くらいって言われてる。コイントスと変わらん。

各社の2026年日経平均予想まとめ

じゃあ実際にどこが何て言ってるのか、テーブルでまとめた。これを見て「ふーん」と思ってほしい。決して「よし買おう」とは思わないでくれ。

機関 年末予想 高値予想 安値予想
野村證券 60,000円 - -
三井住友DS 54,500円 - -
マネックス証券 - 59,000円±2,000円 -
アナリスト106人平均(ダイヤモンドザイ) - 56,721円 45,291円
QUICK会員中央値 - 54,000円 45,000円

見てほしいのは、高値予想と安値予想の差がめちゃくちゃデカいってこと。ダイヤモンドザイの調査では、アナリスト106人の高値予想平均が56,721円で、安値予想平均が45,291円。差が1万円以上ある。つまり、プロでも「上がるか下がるかは正直わからん」っていうのが本音。

野村の60,000円はかなり強気。三井住友DSの54,500円は控えめ。この差を見て、「結局誰もわからないんだな」と理解するのが正しい見方だと思う。

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テーブルを見て「よし、野村が60,000円って言ってるから買おう!」って思った人。一回落ち着け。野村の下振れシナリオは48,000円だからな。同じ野村が「最悪48,000円」って言ってるんだぞ。

4月に注目すべきイベント

4月は新年度のスタートだから、マーケットに影響を与えるイベントが目白押しだ。一つずつ見ていこう。

1. 4月11日:2026年度本予算の自然成立

予算が成立すると、政府の支出計画が確定する。高市政権が掲げる「責任ある積極財政」の中身がここで固まる。AI・半導体・宇宙・防衛など17分野への投資が予算に盛り込まれているので、関連銘柄にとってはポジティブ要因になる。

2. 4月上旬:3月期決算企業の期末配当確定

3月末が権利確定日だった企業の配当が確定する。配当狙いで買っていた投資家が「権利落ち後」に売りに出すので、一時的に株価が下がることがある。逆に言えば、権利落ち後の安いところで仕込むチャンスでもある。

3. 4月中旬~:新年度入りで機関投資家の新規買い

年金基金や投資信託などの機関投資家が、新年度の運用方針に基づいて新規の買いを入れ始める時期。これが「4月は底堅い」と言われる理由の一つ。特に大型株に資金が流入しやすい。

4. 日銀金融政策決定会合の動向

日銀がいつ、どのくらい利上げするかが最大の焦点。利上げすれば円高→輸出企業にマイナス。利上げしなければ円安継続→輸入コスト増。どっちに転んでも何かしらの影響が出る。市場はすでに「年内にもう1回利上げ」を織り込みつつあるけど、タイミング次第で乱高下する可能性がある。

5. 米国の関税政策・FRBの動き

トランプ政権の関税政策がいつ何を発動するかわからないリスク。加えてFRBの利下げペースも焦点。米国が利下げすれば日米金利差が縮小して円高方向に振れやすくなる。日本株にとっては、米国の動き次第で景色がガラッと変わる。

強気の根拠(なぜ上がると言われるのか)

じゃあなんでアナリストの多くが「上がる」と見ているのか。根拠を一つずつ潰していこう。

企業収益が増益基調

野村證券の予想によると、2026年度の上場企業の純利益は前年比+15.2%増の見通し。企業が儲かっているなら、株価が上がるのは自然な話。特に半導体・AI関連企業の業績がけん引している。

コーポレートガバナンス改革でROE改善

東証が上場企業に「PBR1倍割れを解消しろ」と要請してから、企業が自社株買いや配当増額を積極的に行うようになった。ROE(自己資本利益率)が改善すれば海外投資家も買いやすくなる。この流れはまだ続いている。

高市政権の「責任ある積極財政」

AI・半導体・宇宙・量子コンピュータ・防衛など17分野に重点投資する方針を掲げている。政府が金を使えば関連企業にとっては追い風。特にAIと半導体は世界的な競争でもあるので、国策に売りなしという格言通りの展開が期待されている。

賃金上昇と物価上昇の好循環

2026年の春闘は大幅な賃上げで妥結。実質賃金がプラスに転じれば、消費が増えて企業の売上が伸びる。その好循環が株価を押し上げるという見方。ただし、物価上昇に賃金上昇が追いつかない場合は逆効果になるリスクもある。

新NISA2年目で個人投資家の資金流入継続

2024年に始まった新NISAの2年目。つみたて投資枠で毎月コツコツ積み立てている個人投資家が増えている。この「毎月の定期的な買い」は、下落局面でも下支えになる。機関投資家だけでなく個人マネーが流入し続けている構造は強い。

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強気の根拠を見ると「そりゃ上がるでしょ」って思うかもしれない。でもちょっと待て。次のセクションでリスク要因も見てから判断してくれ。片方だけ見て判断するのは一番ダメなやつだから。

リスク要因(下がるかもしれない理由)

ここからが大事。上がる理由だけ見て「よし買おう!」ってなるのは素人。プロは必ずリスク要因も見る。そして俺たち個人投資家も、リスク要因は絶対に把握しておかないといけない。

AI投資バブルの失速リスク

今の株価上昇の大きな部分を「AI関連銘柄」が支えている。もしAI投資の回収見込みが下方修正されたり、「思ったほど儲からない」という認識が広がったら、一気にバブル崩壊のリスクがある。NVIDIAの決算一つで市場全体が動く状況は、実はかなり危うい。

米国関税リスクの再燃(トランプ政権)

トランプ政権が「いつ、どの国に、どのくらいの関税をかけるか」が全く読めない。日本も例外じゃない。自動車関税が引き上げられたら、トヨタ・ホンダ・日産あたりの株価は一気に下がる。2025年に起きた「関税ショック」の再来リスクは常にある。

中東情勢の悪化(ホルムズ海峡問題)

イラン情勢が不安定になれば、ホルムズ海峡の通行リスクが高まる。日本は原油の約8割を中東から輸入しているので、原油価格の急騰は日本経済にとって大ダメージ。エネルギーコストの上昇は企業収益を直撃する。

円高への急激なシフト(日米金利差縮小)

日銀が利上げしてFRBが利下げすると、日米の金利差が縮まって円高方向に振れる。円高になると輸出企業の業績が下方修正されて、日経平均が下がる。特に1ドル=150円を割り込むような急激な円高が来たら、市場はパニックになりかねない。

野村の下振れシナリオ:48,000円

さっき「野村は60,000円予想」って書いたけど、同じ野村が下振れシナリオとして48,000円も想定している。メインシナリオと下振れシナリオの差が12,000円もある。これが現実。プロでも「最悪こうなる」っていうシナリオを常に持っている。

「全員が強気の時は危ない」の格言

相場の格言に「全員が強気の時こそ天井」というものがある。今、各社の予想がだいたい強気寄りになっている。これ自体がリスクシグナルかもしれない。全員が同じ方向を向いている時に、逆に動くのが相場の怖いところだ。

4月の投資戦略(初心者向け)

ここまでの情報を踏まえて、初心者が4月にやるべきことを5つにまとめた。

1. つみたてNISAは何があっても継続(タイミングを計るな)

一番大事なことを最初に言う。つみたてNISAを止めるな。「4月は調整しそうだから積立を止めよう」とか考えるな。タイミングを計ろうとして失敗するのが初心者の典型パターン。毎月淡々と積み立てる。それだけでいい。ドルコスト平均法の力を信じろ。

2. 暴落が来たら追加投資のチャンス

もし4月に関税ショックや地政学リスクで暴落が来たら、それは追加投資のチャンスだ。「暴落時に買った人のリターン」は歴史的に見て非常に高い。リーマンショック後に買った人は10年後に3倍になっている。ただし、生活防衛資金には絶対に手をつけるな。余裕資金の範囲内で追加投資すること。

3. 個別株を始めるなら決算シーズン前に銘柄研究

4月下旬から5月にかけて決算発表シーズンが始まる。個別株を始めたい人は、今のうちにスクリーニングで気になる銘柄をピックアップして、決算書を読む練習をしておこう。決算が出てから慌てて買うのは遅い。事前に「この銘柄がこの数字を出したら買う」というルールを決めておくのが大事。

4. 配当狙いなら権利落ち後の安いところで仕込む

3月末で権利確定した銘柄は、4月に入ると「権利落ち」で株価が下がる。高配当株を狙っているなら、この下がったタイミングで仕込むのは一つの戦略。ただし、配当利回りだけで判断するのは危険。業績の裏付けがある企業を選ぶこと。

5. FXはドル円157円台の動きに注目

FXをやっている人は、ドル円の157円台の攻防に注目。日銀の利上げ観測とFRBの利下げ観測が交錯する中で、ここから円高に振れるのか、それとも160円方向に再び円安が進むのか。大きなポジションは取らず、レンジ内での短期トレードが無難だろう。

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初心者に一番伝えたいのは「何もしない勇気」も大事ってこと。予想に振り回されて売買を繰り返すより、つみたてNISAを淡々と続ける方がよっぽどリターンが出る。地味だけど、これが真実。

腎臓ソーセージの個人的な見方

最後に、俺の個人的な見方を書いておく。

まず、予想を見て「よし買おう!」は絶対にやめろ。これは何度でも言う。アナリストの予想が当たる確率は50%程度だと言われている。106人のアナリストが束になっても、高値と安値で1万円以上の差がある。つまり「わからない」が正直な答えだ。

じゃあ何のために予想を見るのか。「マーケットのコンセンサスを把握するため」だ。今、多くのプロが強気寄りであること。でも同時にリスク要因もたくさんあること。この両面を知った上で、自分の行動を決めるのが正しい使い方。

大事なのは「予想に従う」ではなく「自分のルールに従う」こと。

この4つに全部「YES」と答えられるなら、投資してOK。一つでも「NO」があるなら、投資する前にそっちを先に整えろ。

4月は新年度の始まり。投資も新しいスタートを切るタイミングとしては悪くない。でも焦る必要はない。相場は明日もある。来月もある。来年もある。ゆっくり、自分のペースで、自分のルールで。

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最後まで読んでくれてありがとう。この記事を読んで「よし、予想通りに動こう」じゃなくて「なるほど、こういう状況なんだな」って思ってくれたら嬉しい。投資は情報戦じゃなくて、メンタル戦だから。一緒に淡々とやっていこう。

免責事項

※本記事は筆者個人の見解であり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。

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